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窓は教室を引き裂いて


思い出や失敗や恥とか青さとか憎しみとかあらゆる僕の欠片が
並べた言葉に乱反射している
詩を書くなんて簡単だ
目の前にある耳障りな言葉から順番に皆殺しにしていけばいい
ふと止めた手にかかっているその死体が詩だ

 

海がすべてを飲み込んで
昼が来なくなった世界で
その真ん中に浮かんでいる僕は
衝撃波で大気圏の失くなった空を
指差して
空を
空を
指差して
空を
指差して

 

窓がこの教室を引き裂いている
吐き気を催すような空気の中で
大人にも子どもにもなれない肉が
お互いにあざむきあったり傷つけあったりしていて
僕は窓が好きだった
それは空間を
引き裂いてめちゃくちゃにできる傷口だった
そこから吹き込んだ
冷たい風が
僕ら全員の鼓膜を突き破って
僕らお互い笑いあって


来ることが前提になっている明日を僕らが忌避するのは、
来ることが前提になっているからに過ぎない
来ることが前提になっている明日が来なかったとき、
僕らに許されるのは安堵か それとも後悔か